小児歯科のQ&A

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小児歯科についてのよくある質問

Q.何歳から歯科医院に通わせるべきですか?
A.歯科医院への受診は「乳歯が生え始めた時期(生後6ヶ月〜1歳)」が理想です。また、1歳半健診や3歳健診などのタイミングで、虫歯のリスク評価やフッ素塗布を受けることで、早期からの予防意識を育てることができます。歯が生え始めたばかりで痛みなどが無い時期でも、正しいブラッシング方法や生活習慣についてプロの指導を受けることが、お子様の口腔環境の土台づくりに重要です。
Q.子供に対するフッ素の使用は健康上で問題ありませんか?
A.フッ素の塗布は、フッ素は歯のエナメル質を強化し、初期の虫歯を修復する再石灰化を促進する働きがあり、乳歯が生え始めた1歳頃から安全に実施可能です。2023年にはWHOの見解に合わせる形で日本の各学会からフッ素の利用法についての見解が出され、以前よりも多くのフッ素を利用して虫歯予防に役立てることが事が可能となっています。(※1)歯科医院で使用するフッ素は濃度・使用量ともに厳密に管理されており、誤飲などにも配慮しています。お住まいの市や地域の政策によっては公費負担で定期的な塗布を受けられる場合もありますので、各自治体に確認してみてください。
Q.子どもが歯磨きを嫌がります。どう対応すれば良いでしょうか?
A.お子様が歯磨きを嫌がるのはごく自然なことで、最初はどうすればいいのか分からないかもしれません。まずは無理に磨かず、「楽しく習慣化する」ことを意識しましょう。年齢に応じてキャラクターの歯ブラシを使ったり、音楽を流したり、遊び感覚を取り入れると効果的です。また、歯科医院を受診してご家族と一緒にブラッシング指導を受けることで、お子様自身が「歯医者に行くことでお母さん・お父さんに褒められる」というモチベーションと、楽しい記憶につながることもあります。歯磨きを強制するのではなく、保護者側がリラックスした雰囲気で接することも大切です。
Q.乳歯はいずれ抜けるので、虫歯のままでも大丈夫ですか?
A.乳歯も永久歯と同様に、大切に守る必要があります。虫歯を放置すると痛みや感染の原因になるだけでなく、後から生える永久歯の位置や形成に悪影響を与えることがあります。乳歯は「永久歯のガイド」の役割を果たしているため、早期に失うと歯並びや噛み合わせに問題を生じることも知られているので、たとえ小さな虫歯でも早めに治療を受けることが重要です。
Q.乳歯がなかなか抜けません。このままで大丈夫でしょうか?
A.乳歯は通常、6歳頃から順番に自然に抜け始め、12歳頃までに永久歯に生え替わりますが、個人差があり、なかなか抜けない場合も珍しくありません。しかしながら、永久歯がなかなか生えてこない原因には、本来生えてくるべき永久歯が別の位置にある場合、乳歯が骨と癒着して固くなっている場合、永久歯が先天的に欠如している場合などもあるため、治療によるアプローチが必要なこともあります。これらはレントゲン撮影で問題を発見できることがありますので、お子様の歯の成長で違和感を感じたら歯医者に受診することをお勧めいたします。
Q.シーラントについて詳しく知りたいです。
A.シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝をプラスチックの樹脂で封鎖する予防処置です。乳歯や生えたての永久歯は特に溝が深く、ブラッシングでは汚れが取りきれないことが多いため、シーラントによって虫歯リスクを大きく下げることができます。シーランとの処置は痛みが無いほか、保険適用で治療を受けることができますので、お気軽にご相談ください。
Q.小児矯正は保険診療で受けることは可能ですか?
A.一般的な小児矯正は大人の矯正治療と同じく自由診療となり、患者様が費用を負担する必要があります。ただし、「口唇裂・口蓋裂・顎変形症」などの特定の病気(※2)がある場合に、特定の医療機関での治療に限り保険診療での小児矯正が可能になる場合があります。保険による矯正治療が可能な医療機関については、地方厚生局のHPよりご確認ください。

参考文献※1)う蝕予防のフッ化物応用は75年以上の歴史で安全性と有効性が繰り返し確認されており、中でもフッ化物配合歯磨剤は日本で広く普及している。フッ化物応用の研究のアップデートや、市販歯磨剤のフッ化物濃度の変更、国際的な推奨の更新を受け、日本のう蝕予防および治療を専門とする4学会合同で、現在の我が国における推奨されるフッ化物配合歯磨剤の利用方法をまとめることとした。

参考文献※2)「厚生労働大臣が定める疾患」と保険適用の矯正歯科治療について

この記事の編集・責任者は歯科医師の佐々木大地です。

歯科医師 佐々木 大地

略歴
2020年 九州歯科大学 卒業
2020年 九州歯科大学付属病院小児歯科 勤務
2021年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2023年 梅田アップル歯科 副院長就任
2025年 アップル歯科六本松 院長就任
受講セミナー
大阪SJCDベーシック
i6 ベーシックコース
i6 gbrコース
LSGP(エンド)
LSGP(インプラント)
CSTPS
GPアカデミー
受賞歴
Mid-G growing up2.0トーナメント優勝
歯科医師の症例発表の大会
アップル歯科六本松の院長
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小児歯科のQ&A | 公開日: 2025/05/29 | 更新日: 2025/06/30 | by アップル歯科六本松

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