虫歯の治療・歯石取りなど、今困っていることが解決すると、歯医者に通わなくなる方は少なくありません。この「悪くなってからの治療」を続けていると、やがて歯の健康を自力で維持する事が難しくなっていきます。
特に永久歯は、一度虫歯の治療で削ってしまうと元に戻すことはできなくなります。虫歯になってしまったら治療を行う必要はあるものの、未然に防ぐことができるのが一番良いことには変わりません。定期検診とは、歯や歯茎・舌・治療した歯のチェックなど、包括的にチェックすることでお口の健康を維持するために行うメインテナンスです。
実際のところ、日本の歯科医院においては悪くなってからの治療が大多数を占めており、本当に大事な予防を目的とした定期検診にまで至っていない場合が多いです。虫歯や歯周病治療は保険診療で安価に行うことができるため、つい悪くなってからの治療を選んでしまいますが、何度も治療すればするほど歯質は少なくなり、脆くなっていき、やがては抜歯せざるを得ない状態になってしまう可能性もあります。
予防のために行う定期検診も保険診療で受ける事ができ、健康を維持するための治療を安価で受診することができます。健康な歯を早期に失わないためにも、当院では治療が完了した後の定期検診をお勧めしております。
健康な歯に虫歯ができていないかを確認します。見た目のチェックに加え、レントゲンを使って隠れた部分も調べられます。
進行した虫歯は治療が必要ですが、ごく初期の虫歯であれば、適切なセルフケア(歯みがきやフッ素ケア)により自然に治ることもあるため、すぐに治療せず様子を見ることもあります。
詰め物や被せ物のある歯は、すき間から虫歯が進行しやすいため、しっかりとチェックが必要です。
金属製や樹脂製の詰め物・被せ物は、時間とともに劣化や変形が起こることがあります。そのため、状態を確認し、必要があればわかりやすくご説明します。
日々のセルフケアを励行していても、生活習慣や食事内容によっては、歯に汚れがついてしまうことがあります。喫煙によるヤニの付着や、ワイン・緑茶などによるステイン・茶渋なども付着しやすい汚れです。
汚れが付着するとざらつきが出てより一層汚れが溜まりやすくなるほか、見た目もよくありません。定期検診で歯の裏などもくまなくチェックして、汚れを落としましょう。
30代を過ぎると、歯周病のリスクが少しずつ高まります。年に1回はレントゲンで歯槽骨(歯を支える骨)が減っていないか確認することをおすすめします。
また、歯周病の原因となる見えない部分の歯石もしっかり取り除きます。歯石が多くなると口臭の原因にもなるため、お口の健康だけでなくエチケットの面でも大切です。
定期検診はおよそ3〜4ヶ月に一度のペースで行われますが、この短い期間でも虫歯ができてしまう事があります。「定期検診を受けているのに虫歯ができたら意味がない」と思われる方もいらっしゃいますが、日々のセルフケアを怠ってしまうと虫歯や歯周病は進行してしまいます。
定期検診を受ける事でご自身の歯を大事にしようと思う気持ちも育んでいただき、日々のセルフケアの励行に繋げていく事が定期検診の本質です。定期検診で虫歯が見つかったら、すぐに治療を行うこともできますので、お気軽にご相談ください。
虫歯や歯周病は、悪化する前に見つけて予防することが大切です。痛みなどの症状が出てからの治療では、費用も高くなり、体にも負担がかかります。当院では、歯の治療が終わり健康な状態になった患者様に対して、ながく健康を維持できるように「予防歯科」をおすすめしています。
予防歯科とは、虫歯治療や歯周病治療と違って健康を維持するための歯医者で受ける治療を指し、定期的に歯科で受ける検診や予防処置のことを総称して呼ばれます。近年では、歯の健康が全身的な症状に関わっていることが研究で判明しており、お口の中から健康を維持することが生活の質(QOL)を高めていくことができる予防歯科が注目されています。
予防歯科の注目やセルフケアグッズの充実・健康意識の高揚から、虫歯になる歯や抜けた歯の本数は少なくなってきていることが調査で判明しており、高齢になっても20本以上の歯が残っている人が増加しています。(※1)
一方で、依然として年齢を重ねると失う歯の数が増えていくのは事実です。歯を失ってからの治療も充実しているものの、治療費の増加や専門的なメインテナンスは避けられません。健康な自身の歯で過ごすためにも、歯を失う前の予防歯科が重要なのです。
参考文献※1)喪失歯を有する者の割合(喪失歯所有者率)(表12、図12)及び1人平均喪失歯数(表13、図13)は、前回調査と比較して40歳以上75歳未満では減少傾向であった。
歯石取りは予防歯科や歯周病治療で最も基本的な処置のひとつです。歯石は健康な方でも数ヶ月の期間があれば溜まってしまうものなので、歯周病が進行してしまわないようにも定期的な歯石取りが重要になります。
普段のセルフケアがしっかりと行えているかチェックしたうえで、歯磨きのフィードバックや効果的な歯磨き方法を指導します。磨き残しの多い歯磨き方法は予防効果が著しく低下してしまうので、定期的にTBIを受けて歯磨きの質を高めましょう。
プローブと呼ばれる器具を使って、歯周ポケットの深さや出血の有無を調べます。歯周ポケットは健康な状態であれば3mm程度の深さで引き締まった見た目をしていますが、歯周病の進行や炎症を起こしていると4mm以上の深さになったり、少しの刺激で出血してしまいます。
予防歯科の実践は、歯科医院で受けるプロケアと自宅で行うセルフケアを合わせて初めて実現できます。3ヶ月に1回通院いただいたとしても、歯磨きを全く行なっていなければ虫歯や歯周病は進行してしまいます。
当院では適切な予防処置を実施しながら、患者様に対してセルフケアグッズのご提案や販売も行なっております。販売内容や購入に関しては、お気軽にスタッフにご相談ください。
最も基本的なセルフケアですが、予防歯科を実践するうえで最も回数が多く、日々のモチベーションや健康意識に直結する行動です。当院では歯の状態に合わせた歯ブラシのご提案や、目指す健康な状態に合わせた歯磨き粉のご提案も可能です。
歯ブラシによる清掃では、歯の間の歯垢や食べかすは取りきれない場合が多いです。フロスを使ってとり逃しを少なくする事で、歯周病の進行や口臭を予防することができます。
マウスウォッシュは、殺菌成分などの作用によって虫歯・歯周病・口臭予防に役立つほか、清涼感でお口の中の不快感を軽減できます。ただし、マウスウォッシュは予防歯科を補助するグッズですので、歯磨きやフロスを実践したうえで取り入れるようにしましょう。
市販の砂糖などを使っていないガムは、虫歯の予防に一定の効果が期待できますが、虫歯の原因菌のエネルギー源にならないキシリトールの含有量によって効果が異なるため、成分表示をしっかり確認する必要があります。
例えば、甘味料の含有量がキシリトール100%のガムは継続的な摂取で虫歯予防や口臭予防・再石灰化の促進が期待できますが、キシリトールの含有量が少なく他の甘味料の比率が高いと、口臭予防や清涼感はあっても虫歯予防効果は限定的になる場合があります。
ガムを噛むことで虫歯予防や予防意識の向上ができるため、補助的な予防歯科の手段として役立ちます。虫歯予防や食後の口臭緩和など、必要としている効果やシーンに合わせてガムを選ぶようにしましょう。
大人の歯は上下で28本、親知らずを含めると最大で32本あります。これらの歯が整って並ぶことで、正常な歯並びがつくられます。歯がきちんと並んでいない状態は「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれます。不正咬合は見た目の問題として注目されがちですが、実は虫歯や歯周病のリスクを高めたり、発音が不明瞭になる、不調(頭痛や肩こりなど)の原因になることもあります。そのため、見た目だけでなく「咬み合わせ」を重視した治療が重要です。
アップル歯科六本松では、一歯だけの治療に留まらず上下の歯がしっかりと咬み合うことを優先的に考え、治療を行なっています。
歯並びにはお互いの歯の負担やバランスが整った正しい咬み合わせがあります。正しい咬み合わせは「
これは単に歯が美しく並んでいる状態を理想としている訳ではなく、1つの歯に過剰に負担がかからず、本来歯が持つ役割を十分に果たせる機能的な状態を指しています。正しい咬み合わせと適切な治療や予防によって、健康的なお口が保たれます。
など…
歯が生えるスペースが少なく、横並びに歯が生え揃わない不正咬合です。入り組んだ歯の間は歯ブラシで清掃しにくく、間接的に虫歯や歯周病・汚れの取り残しによる口臭の原因になる事があります。
矯正治療によって治療する場合は、抜歯によって歯を並べるスペースを確保する場合が多いです。
など…
特に前歯が生えるスペースが少ないなどの理由で、前歯が前方に飛び出してしまっている不正咬合です。飛び出した前歯は外傷で欠けたり折れたりするリスクも高く、空気の漏れや唇の位置の変化により発音にも影響する可能性があります。
また、外見的な見た目にも影響を与えやすいため、矯正治療で改善したいと感じる方も多い歯並びです。
など…
上下の顎の大きさが異なる場合や、指しゃぶりや舌癖などの悪習癖によって歯が前方に傾いた場合に起こる不正咬合です。発音や咀嚼に影響が出るため、子供の頃に矯正治療で治療することも多い歯並びです。
遺伝や骨格の問題で起こる事も多く、外科的治療が有効な場合があります。(当院では骨格に対する外科治療を行うことはできません。)
など…
指しゃぶりなどの悪習癖で起こる事がある不正咬合です。口を閉じても前歯でしっかり噛むことができず奥歯でしか噛めないため、奥歯へのダメージ(虫歯・歯が抜ける)が顕著に現れます。
また、しっかりと口が閉じないため乾燥もしやすく、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいがちになるため、虫歯や歯周病のリスクも高くなります。
など…
歯が顎に対して小さかったり、通常より小さい歯(矮小歯)や上唇小帯の影響により、歯と歯の間に隙間ができてしまう不正咬合です。特に前歯と前歯の間に起こりやすく、すきっ歯と呼ばれます。
隙間が多いと磨き残しや見た目への影響が強いほかに、発音にも影響しやすい歯並びです。
不正咬合であっても治療を行っていない方は少なくありません。一歯対二歯咬合でなくても歯はしっかりと固定されているため、少しの負担であれば問題なく機能します。ただし、わずかな負担でも、それが何年も続くと知らないうちにダメージが蓄積し、ある日突然、歯や顎に不調が現れることがあります。
不正咬合は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病・顎関節症の原因となることも多く、歯以外にも歯茎や顎の骨に対しても悪い影響を与える事があります。早めに状態を確認することで、将来的なトラブルを防ぐことができます。
不正咬合によるお口のトラブル
1つの歯に対して負担がかかり続けると、歯を伝って顎の骨もダメージを受けます。ダメージを受け続けると骨はどんどん痩せていき、その上にある歯茎が下がる形であらわれます。支える骨がなくなっていくとやがて歯は抜けてしまいます。
不正咬合は歯だけでなく顎などにも悪影響を及ぼし、顎関節症や肩こりなどの不定愁訴につながる場合もあります。
不正咬合は負担がかかる歯を抜やすくしてしまい、連鎖的に周囲の歯が抜けたり、支えが無くなった隣の歯が動いたりすることで歯並びが崩れてしまうことがあります。
当院では「一口腔一単位」という治療方針を大切にしています。これは、たとえ1本の歯だけを治療する場合でも、お口全体のバランスを見ながら進めていくという考え方です。歯の位置や形、見え方は人それぞれ異なるため、画一的な治療ではなく、一人ひとりに合わせた最適なアプローチが必要です。
この方針に基づき、当院では初診の際に必ずお口の中の写真撮影など、資料の記録を行っています。お顔や歯の状態を客観的に記録することで、より正確な診断と、将来を見据えた治療計画を立てることができます。
歯科医院で行う「クリーニング」は、歯に付いた汚れを取り除く処置のことを指します。毎日の歯みがきも自分で行うクリーニングと言えますが、歯ブラシだけでは落としきれない汚れもあります。清掃が不十分な状態が続くと、歯と歯の間や歯ぐきのすき間に、歯垢(またはプラーク)というお口の中で発生する特有の汚れが蓄積します。歯垢は細菌や細菌が産出した成分で構成されており、溜まったままにすると炎症や歯周病の悪化を招く事が知られています。
歯医者でのクリーニングを行う事で、セルフケアでは落としきれない汚れを取り除いたり、汚れが溜まりにくい環境を作り出す事ができます。汚れの目立つ歯や口臭が気になる方は、一度歯科医院でクリーニングをしてもらいましょう。
歯垢は歯の隙間や歯茎の際など、奥まったところを中心に溜まっていきます。これはお口の中の細菌が酸素を嫌う性質を持っているからです。奥まった場所にあればあるほど、歯ブラシなどのセルフケアでは取り除けなくなっていきます。
取り除かれなかった歯垢は、2〜3日ほどで固まりはじめ、やがて歯石と呼ばれる硬い汚れに変化します。歯に付着した歯石は自力で取り除く事が困難になるほか、ざらざらした表面が汚れをさらに呼び込んでしまい、口臭や歯周病の原因になります。
歯石を最も安全・正確に取り除く事ができるのは、トレーニングを積んだ歯科衛生士によるクリーニングです。歯石を放置しても良い事はありませんので、歯石がたくさん溜まっているという方はお気軽に当院にお越しいただき、クリーニングで健康的な歯を目指しましょう。
プラークとは、食べ物の糖分などをエサにして増える細菌のかたまりです。見た目はやわらかそうですが、粘り気があり歯の間などにしっかり付着するため、きちんとブラッシングしないと落ちません。プラークは歯みがき後でもすぐに付着し、磨き残しがあると短時間で増殖してしまいます。放っておくと唾液と反応して、石のように硬い「歯石」に変化します。歯石になると歯ブラシでは取り除けなくなります。
歯石は口臭や歯周病の原因になるほか、さらにプラークが付きやすくなるため、歯科で適切に除去することが大切です。
タバコのヤニやコーヒー、紅茶など、色の濃い食品や飲み物をよく摂ると、歯に着色汚れ(ステイン)が付きやすくなります。
このような汚れは歯の表面をざらつかせ、見た目も悪く、さらに汚れがつきやすい状態をつくってしまいます。歯みがきでは落ちにくいため、歯科医院でのクリーニングで除去することが必要です。
歯垢や歯石の付着はどのような方にも起こる症状であり、放置してしまうと歯周病の悪化を招いてしまうため、基本的には保険診療の範囲内で治療を行う事ができます。
ですが、歯科のホワイトニングに代表される、「より見た目を美しくする治療」や「より高度な機器を利用したクリーニング」は、自由診療の扱いとなり、全額自己負担の治療となります。>当院では自由診療による歯を美しくする治療も取り扱っておりますので、患者様のご要望に合わせてご提案と提供を行なっております。
保険診療でのクリーニングは、歯周病などの改善のために利用されます。汚れの除去を目的としたクリーニングや、より専門的な機器を希望される場合は「PMTC」という自由診療のクリーニングを提供しております。
当院では高度なクリーニング用の機材を用いて、より細やかなクリーニングを提供しております。
歯のホワイトニングは、健康的な歯をさらに美しい見た目に改善する治療です。歯のクリーニングでも自然な白さを実現できますが、ホワイトニングはより高い審美性を備えた白さを目指す治療のため、自由診療の扱いになります。
当院では主にオフィスとホームの2種類のホワイトニングを扱っていますが、目指す白さや希望する治療期間によって治療のアプローチが複数存在します。
歯と同様に、タバコなどの影響で歯茎が黒ずむことがありますが、ガムピーリングという治療で改善する事ができます。歯茎の黒ずみは健康上問題になることが少ないため、基本的に自由診療での治療となりますが、少ない治療回数で黒ずみを改善する事ができます。
虫歯や歯周病は、目に見える歯を治療することで改善することが多いですが、お口の中のすべての問題が目で確認できるとは限りません。特に、埋まったままの親知らずの位置や顎の骨格、歯と歯の間にできた虫歯などは、肉眼では確認しづらいケースです。
アップル歯科六本松では、そうした見えにくい部分も把握できるよう、デジタル機器を使った「デジタル歯科検診」に対応しています。
デジタル歯科検診は治療目的の検査ではないため、保険適用されません。自由診療での検査となるため、予めご了承ください。デジタル歯科検診は、ご自身の歯の状態や骨の状態をより深く知り、予防に役立てることができる診療メニューです。興味のある方はお気軽にご相談ください。
デジタル歯科検診
診察時間:60分
※保険適用なし
1回の施術費用 10,000円(税込11,000円)歯の根っこの状態や骨の状態を確認するためにレントゲン撮影を行います。当院では全体を撮影するパノラマレントゲン、側方から撮影するセファロレントゲン、局所的に撮影するデンタルレントゲンを必要に応じて撮影する事で、目視で確認できない場所をチェックできます。
CTとは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略称で、頭部を輪切りにしたような断面図として確認できることが特徴です。レントゲンでは明確にならない三次元的な歯の生え方や骨の厚さ・神経の位置を確認することができます。
口腔内スキャナーは、お口の中を小型のカメラで撮影することで汚れの付着や見えない虫歯のチェックをしたり、3D化した歯列を使って歯並びのシミュレーションを行う機器です。
歯の型取りが苦手な方でも利用が容易で、ご要望に応じて型取りを行わずに詰め物や被せ物の製作を行う治療計画を立案することも可能です。
デジタル機器による撮影や診査を行なった後、結果を元にカウンセリングルームで現在のお口の状態について歯科医師からお話しさせていただきます。デジタルデータを活用することによって、今後起こり得るリスクや気をつけるべき点、セルフメインテナンスの注意点などもより深くお伝えすることができます。
また、デジタル歯科検診によって治療の必要がある箇所が見つかった場合は、次回以降に治療を進めることが可能です。治療は保険・自由診療を含めた複数の計画を歯科医師からご提案致しますので、納得いただいたうえで治療に臨んでいただけます。
当院で導入しているiTero 5D エレメントプラスは、歯をスキャンするほかにも様々な機能を備えた機材です。短時間で印象材を使わずに検査ができるため、嘔吐反射などの影響で歯科治療が難しかった方も治療を進めることができます。
矯正治療を希望される方の歯並びの検査にも利用していますが、デジタル歯科検診では複数の機能を使ってより詳細な検査を進めていきます。
歯並びを立体的にすることで、あらゆる角度から歯の状態をチェックすることができます。iTeroによる撮影は最大で15分以内で終えることができるほか、お口の中に異物がある感覚(嘔吐反射)を引き起こしにくい小さな機材なので、安心して利用いただけます。
主に歯並び矯正を考えている患者様に対して、自分の歯並びがどう変化するのかを視覚的にわかりやすくイメージしてもらうことが可能です。
iTeroはマウスピース矯正のインビザラインと連携することで、そのシミュレーションを元に矯正治療を計画する事も可能です。
見えない箇所(歯と歯の間など)にできた虫歯は、レントゲン撮影だけでは発見できない場合もあります。iTeroに備わった赤外線撮影機能を使う事で、歯を近い距離で撮影して虫歯の発見に役立てることができます。
咬み合わせの影響によって、歯の表面がすり減ったり顎の骨がダメージを負ってしまう場合があります。iTeroを使うことで歯の負担がかかっている場所を表示することが可能です。
iTeroはカメラによる撮影で歯を立体化しているため、実際の歯や歯茎を写真として確認する事も可能です。見えにくい歯の裏側や奥歯に付着した汚れや歯石をチェックすることで、普段のセルフケアができていない箇所やこれからの治療計画に役立てることができます。
プライムスキャンは、iTeroと同じ口腔内スキャナーですが、特に詰め物や被せ物・インプラントなどの補綴物を作る際に高い精度を発揮するスキャナーです。
治療の種類によってスキャナーを使い分けることで、適切でより精度の高い治療を目指すことができます。
フェイススキャナーは、お顔をあらゆる方向から撮影することで立体的なデータにして、治療後の歯の見た目や表情をシミュレーションする機器です。見た目に関する歯のお悩みがある方に対して、より深い治療内容の理解が得られます。
また、口腔内スキャナーで取得した立体的な歯のデータとマッチングさせることで、歯列矯正を行なった後の顔貌や表情の確認も可能になります。
当院では、治療を行う際に咬み合わせ(噛み合わせ)を重視しています。虫歯や歯周病の治療だけでなく、咬み合わせが原因で起こる不調も多く、正確な診断が欠かせません。とくに顎関節症や咬合性外傷などのお悩みがある方には、咬み合わせの状態をしっかり診たうえで治療計画を立てることが大切です。
初診時のレントゲンや顔貌写真の撮影をはじめ、患者様の症状やご希望に合わせて必要な資料を集めながら咬み合わせの診断を行っています。
パノラマレントゲンは、1枚のレントゲンで口腔内全体を映し出す撮影方法です。虫歯の確認や顎の骨の確認に役立ちます。
セファログラムは横方向から頭部全体を映し出す撮影方法です。顎の骨の位置関係を確認するのに役立ちます。
歯科用CTは、3Dで立体的に位置や骨の位置を確認することができます。
治療前や治療後など、い患者様の口腔内を撮影します。レントゲンには残らない歯の表面や歯肉の状態を確認するのに役立ちます。
顔貌写真は患者様の口を閉じた顔や笑顔の状態を撮影する方法です。顔全体や顎のバランスなどが確認でき、特に顎の歪みをチェックするのに有効です。
必要に応じて、型取りをして模型を製作しながら診断を進める場合があります。形態や色合いの予測・患者様との治療計画の説明に役立ちます。
当院では、iTeroエレメント5Dというお口の中を撮影して立体化する光学スキャナーを導入し、咬み合わせの診断にも活用しています。iTeroはマウスピース矯正によく使われる機器ですが、咬み合わせのチェックにも高い効果を発揮します。
不正咬合(咬み合わせのズレ)がどのように改善するかをシミュレーションしたり、咬み合う歯の接触が強い部分を画像で確認できるため、自分の状態が視覚的にわかりやすくなります。
咬み合わせの診断において、写真撮影は非常に重要な役割を果たします。お口の中や顔貌の写真を撮ることで、咬み合わせの状態や歯の位置関係、顎の動きの傾向などを客観的に確認することができます。
当院では質の高い診断・治療を行うために、診断に必要なレントゲンと写真の撮影を実施しております。ご不明点や疑問がありましたらお気軽にご質問ください。
下顎の骨は、耳のすぐ前に位置する顎関節を介して頭蓋骨とつながっています。この顎関節は、日常生活での会話や咀嚼など、口の開閉運動に欠かせない非常に重要な関節です。ところが、他の関節と同様に何らかの原因で負担がかかると、口を開けるときに音が鳴ったり、顎に痛みや違和感が生じたりすることがあります。このような顎関節に関連する症状は総称して「顎関節症」と呼ばれます。
顎の関節に違和感を覚えたり、痛みを感じたりする場合には、早めの相談が大切です。歯科医院では、顎関節症に関する診断や治療などを行っています。気になる症状がある方は、我慢せずに一度ご相談ください。
顎関節症で起こる症状は主に3つあり、顎関節周辺の痛み(開口時痛)、顎がうまく開けない(開口障害)、音がなる(関節雑音)がよく見られます。
どこが原因で痛みや不調が現れているのかを診察することで、適切な治療を受ける事ができます。顎に関するお悩みは、まずは歯科医院で相談しましょう。
顎に関わる筋肉の痛み(筋肉痛)による症状です。顎にかかる筋肉は頬の近く(咬筋)とこめかみの近く(側頭筋)にあるため、頭痛のように感じる場合もあります。
他の筋肉痛と同様に、顎の大きな開閉を控えて安静にする事で治療します。
顎関節部分に痛みが出る関節靭帯の異常による顎関節症で、他の関節で起こるねんざと同様の症状です。
できるだけ大きく口を開けないようにして安静にすることで、靭帯の損傷の回復を待ちます。
顎関節にあるクッションの役割を果たす関節円板が異常を起こし、開口時に雑音が聞こえたり・口が開けにくくなる症状が発生します。
関節円板が元の位置に戻るか・戻らないかでⅢ型-A・Ⅲ型-Bと診断が分かれ、マウスピース・スプリントによる治療を進めていきますが、症状が雑音のみの場合は経過観察となる事が多いです。
顎の骨の変形により異常が発生している症状です。Ⅳ型の顎関節症は症状のみでは判断する事が難しいため、レントゲン検査などにより骨に異常がないか診査します。
Ⅳ型の顎関節症は骨の変形の進行により治療や処置も異なります。改善が難しい症例の場合、総合病院の歯科口腔外科での検査・治療が必要な場合もあります。
Ⅰ〜Ⅳ型のどの原因でもない痛みや違和感がある場合の分類です。痛みや違和感の原因と考えられる歯ぎしりや食いしばりなどから徐々に改善を進めていき、根気強く治療に向き合う必要があります。
顎の脱臼、つまり顎が外れることは顎関節症ではありませんが、何度も外れたりする場合は顎関節症の原因となる場合があります。
外れた顎は歯科医院でも脱臼は一度起きると次も外れやすくなる事が多いので、歯科医院を受診して詳しい検査を行いましょう。
スプリント治療とは、マウスピースを用いた顎関節症の治療法です。顎関節症を治療するためには、顎を安静な位置に置いて負担を緩和したり、負担のかかる位置にある顎を正しい位置に矯正する必要があるため、専用のマウスピースを用いて治療を進めます。就寝中の歯ぎしりや食いしばりといった自覚のない歯や顎へのストレスを軽減するナイトガードや、顎の位置を安定して筋肉への負担を軽減させるスタビライゼーションスプリントなどがあります。
スプリント治療は歯を削ったり外科手術をする必要がないため、侵襲も少なく治療の幅が広い点がメリットですが、効果としては現在出ている症状を改善する対症療法となるため、根本的な解決には別の治療が必要になる場合もあります。
切り傷ややけどなどのお口の中で起こる傷(外傷)のうち、ご自身の咬み合わせが原因となって歯や歯茎、顎の骨や顎関節に影響を及ぼしてしまう症状を、「
外傷性咬合の治療は症状によって様々であり、長期に渡っての治療が必要な場合もあります。外傷性咬合の疑いがあったり、お口の中で頻繁に起こる外傷がある方は、お気軽に当院にご相談ください。
咬合性外傷は複数の症状があり、虫歯や歯周病の細菌が引き起こす症状ではなく、外部からかかる力によって引き起こるという点が特徴です。虫歯が見当たらないのに痛みや知覚過敏があったり、歯周病ではないのに歯茎から出血したり、グラグラと歯が揺れる場合は、咬合性外傷の疑いが考えられます。
など…
一次性咬合性外傷は、顎の力が強かったり、過剰な歯ぎしり・食いしばりによるダメージや負荷によって、歯や歯茎・骨が耐えられずに傷ついてしまうタイプの咬合性外傷です。
一次性咬合性外傷は歯が欠ける・割れるなどの物理的な損傷のほか、知覚過敏や骨へのダメージ・顎の痛みなどを引き起こしてしまいます。
二次性咬合性外傷は、顎の力は普通でも、歯周病が進行してしまうことで骨が減ったり歯茎が弱くなってしまう事で、これまで耐えられていた力に耐えきれずに歯が揺れ動いたり歯周病を進行させてしまうタイプの咬合性外傷です。
二次性咬合性外傷の根本的原因は歯周病の進行ですので、まずは歯周病治療を行なっていく事で症状の改善を計ります。
咬合性外傷は過剰な力や歯周病による原因のほか、歯並びによっても引き起こされる事がしられています。よくない歯並び(不正歯列)の中には特定の歯に過剰な負荷がかかってしまう歯並びがあり、外傷性咬合になる一因となる場合があります。歯並びによる外傷性咬合は歯列矯正で改善が可能なことが多いので、
自分の歯並びが外傷性咬合かどうかを簡易的にチェックできる歯の動きがありますので、セルフチェックにご活用ください。ただし、咬合性外傷か虫歯かなどは、詳しい原因の特定は歯科医師による診査診断が必要になります。ご自身で判断せず、外傷性咬合の疑いがある場合は歯科医院を受診しましょう。
外傷性咬合のセルフチェック
一般的には口を閉じた際の位置は、奥歯が最も上下で接触していて、上の前歯が少し前方にかぶさり接触しない状態になります。前歯同士が強く接触していたり、奥歯が触れていない場合は外傷性咬合の可能性があります。
側方運動とは、咬頭嵌合位の状態から下顎を左右にスライドさせる動きのことです。通常は側方運動をすると、犬歯(3番目の尖った歯)によって動きが誘導され、犬歯だけが接触している状態になります。
ガタガタとした歯並びによって犬歯の位置が正しい位置にない場合は、側方運動が上手くできない外傷性咬合の可能性があります。
前方運動(アンテリアガイダンス)とは、咬頭嵌合位の位置から下顎を前にスライドさせる動きのことです。通常は前方運動をすると、前歯だけが接触している状態になります。
特に前歯が接触しない歯並び(開咬)などは、前方運動が上手くできず、奥歯だけに力がかかりやすい外傷性咬合の可能性があります。
虫歯によって削った歯を補う詰め物や被せ物は、専門的に
当院では咬み合わせの高さが正しいかどうかや咬合調整(歯に当たる補綴部分を削って調整)によって改善を進められます。
歯を強く噛み締めたり、食いしばった時、歯には非常に大きな力が加わっています。健康な状態の歯はこの力を受け流すことができますが、詰め物・被せ物の治療や根管治療をした歯は強度が下がるほか、習慣的な歯ぎしりや食いしばりは、歯に少しずつ悪影響を与えてしまい、すり減ったり欠ける・割れるという症状が出てしまいます。
特に、就寝中の食いしばりは病気ではないため直接的な治療法がないため、寝ている間の歯を保護するナイトガードを装着することで、健康な歯や治療後の歯を守ってあげる必要があります。
就寝中に歯を歯ぎしり・食いしばりをすると、顎の疲れや歯が浮くような違和感・同じ場所で就寝している方への音のトラブルなどが起こります。また、歯のダメージの受け方によっては、直接擦れ合うことで歯が水平に削れていく症状(咬耗)が起きてしまう可能性もあります。
ナイトガードを装着することで、歯と歯が当たる音や歯・顎の疲労感を軽減できます。
虫歯治療をした歯に装着する詰め物・被せ物には様々な素材がありますが、強い歯ぎしりや食いしばりによって欠けたり取れたりするリスクがあります。
せっかく治療した歯を壊してしまわないためにも、ナイトガードで保護することをお勧めしています。
歯に強い力がかかると詰め物や被せ物にとどまらず、歯そのものが割れてしまうことがあり、特に根管治療を行った後にメタルコア(金属の支柱)を入れた歯は、割れるリスクが高くなることが知られています。(※1)
割れてしまった歯の治療法は限られており、抜歯となってしまうことが多いため、過去に根管治療を施した歯を守るためにナイトガードを装着することが最も効果的な対策となります。
参考文献※1)臨床研究から抽出された14論文のデータを用いて、支台築造体の種類とその経過についてのメタアナリシスを行い、レジンコア(ファイバーポスト,既製メタルポスト)の歯根破折の発生率は、ポストなしおよびメタルコアと比べて低いことが明らかとなった。
ナイトガードは治療した歯を守ったり、顎に関するトラブル防止のために有効な対策法です。しかし、途中でやめてしまったり、継続的な利用ができていないと効果は薄くなってしまいます。
口の中に異物を入れている感覚が慣れない場合も、一般的には継続的な利用で慣れていくことが多いので、長くお使いいただけるようにご説明しています。装着中に痛みを感じるなどの不具合がありましたら、お気軽にご相談ください。
また、歯ぎしり癖の強い方は継続的な利用でナイトガードが破れてしまうことがあります。当院では再製作も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では歯ぎしり癖がある方や、顎の力が強すぎる方に対して「咬筋ボツリヌス治療」をご提案することも可能です。美容医療領域で利用される事が多いボツリヌス菌を利用した治療法ですが、極端に強くなっている顎の筋肉(咬筋)を緩める作用で、歯や顎へのダメージを軽減させる効果が期待できます。
咬筋ボツリヌス治療は自由診療になりますが、セラミックの詰め物・被せ物を入れた方・精密根管治療をされた方・インプラント治療をされた方など、治療後により長く歯を残しておきたいという方にお勧めの治療法ですので、お気軽にご相談ください。
小児歯科では虫歯予防や歯並びのチェック、フッ素塗布、歯磨き指導などを行い、将来の歯のトラブルを未然に防ぎます。当院でも小児歯科の診療を提供しており、お子さま一人ひとりに合わせた丁寧なケアを心がけています。
主な小児歯科の受診を考えるタイミングは、乳歯が生えてくる頃に一度お越しいただくことをお勧めしております。ご自身の歯科検診と合わせて、お子様のはじめての歯科検診も受けていただければと思います。
歯磨きや歯を大事にする習慣がおろそかになって幼いうちから虫歯になってしまうと、虫歯や痛みで初めて通院することになり、「歯医者は痛い場所・怖い場所」というイメージが残ってしまうかもしれません。将来的に歯医者に通うことが億劫になってしまうと、より大きな症状の治療も遅れてしまいます。
痛みが出る前、乳歯が生えて来た頃から、自身の検診のついでとして気軽にお子様の歯科検診にもお越しください。歯医者での予防治療や歯磨きの習慣になれることも、健やかな未来のお手伝いになると私たちは考えています。
乳歯は、生後6〜7ヶ月頃に下の前歯から生え始めます。多少の早い・遅いはありますが、2〜3歳頃までに全部で20本が生え揃います。幼いうちは歯の疾患もなく、診療台で落ち着いて治療をすることも難しいかもしれませんが、これからの習慣付けや歯の病気の早期発見のためにも、一度歯科医院を受診する事を推奨しています。
乳歯はエナメル質(歯の表面の硬いあ分)が薄いため、虫歯が早く進行しやすい特徴があります。また、きちんと歯を磨けていないと、歯ぐきが腫れたり出血する「歯肉炎」になることもあります。
乳歯はいずれ抜ける歯だから永久歯に影響はないと思われがちですが、乳歯の虫歯が原因でエナメル質形成不全(永久歯の表面がうまく作られない状態)などを発症したり、後から生えてくる永久歯に悪影響を与えることもあるため、乳歯でもしっかりと治療することが大切です。
顎の大きさが足りないと、永久歯がきれいに並ぶスペースがなく、歯並びがガタガタになることがあります。あごが十分に広がらないままだと永久歯が正しい位置に生えず、場合によっては「開窓や牽引(歯茎を切開して永久歯の萌出位置を調整する外科治療)」という処置が必要になることもあります。大人になってからの矯正と比較して、小児矯正は顎の成長をコントロールしながら歯並びを整えられるので、根本改善が可能な点がよい所です。
歯並びが気になるお子様には、6歳ごろからの小児矯正(あごを広げる治療など)を行うことで、不正な歯並びを予防・改善していくことができます。
小児歯科で行われる治療は、概ね保険適用で行うことができるため、少ない負担で予防治療や虫歯治療などを受けることができます。また、福岡市内に住む3歳以上〜高校生は「子ども医療費助成制度」も受けることができるため、より治療費を抑えることができます。(※子ども医療費助成制度の詳細については、福岡市のHPで最新の情報をご確認ください。)
しかし、矯正治療や保険制度よりも高度なクリーニングを希望する場合は、大人の治療と同様に自由診療となり、負担が必要になります。保険診療で受けられる治療や、他に受けたい治療に関してはご説明・ご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
小児歯科で行う保険治療(一例)
小児歯科で最も大切な治療・予防は、毎日の歯みがきです。小さなお子さまは自分でうまく磨けないため、ご家族が仕上げ磨きをしてあげることが必要です。
当院では、ご家庭でもできる磨き方を一緒にご説明しています。お子さまが自分で磨けるようになってからも、仕上げ磨きを続けることで、虫歯などのトラブルをより効果的に防ぐことができます。
フッ素を歯に塗ることで、エナメル質(歯の表面)を強くし、虫歯にかかりにくくします。また、虫歯菌の働きを抑える効果もあります。使用するフッ素は年齢に合わせて量を調整するため、小さなお子さまでも安心して受けていただけます。
乳歯のかみ合わせ部分には深い溝があり、そこに汚れがたまりやすいため虫歯になりやすいと言われています。シーラントはこの溝を歯科用の樹脂でふさぎ、汚れが入りにくくすることで、虫歯を予防する方法です。
小児歯科で行う自由診療(一例)
小児矯正は、顎の成長を活かして歯並びや噛み合わせを整える治療で、第一期(顎の骨格改善)と第二期(歯の位置調整)に分かれてます。早期から矯正を開始することで将来的な抜歯や手術の回避が期待できます。
当院ではマウスピースを使ったトレーニング矯正や、お子様向けのマウスピース矯正・インビザラインファーストも取り扱っております。
お子様に対して行うPMTC(プロによる機械的歯面清掃)は、専用の器具とフッ素入りペーストを使って歯の表面を丁寧に磨き、虫歯や歯肉炎の予防を目的とした治療です。自分では磨き残しやすい部分もきれいにでき、口腔内の健康維持や将来のトラブル予防につながります。
当院ではカリエスPMTCという名称で、専門機器と材料を利用する自由診療として提供しております。
小児歯科での通院ももちろん大切ですが、最も大切なのは毎日の歯磨き・仕上げ磨きです。乳歯は永久歯に比べて虫歯の進行に弱いため、毎日のセルフケアで予防するのは非常に重要です。
そして、幼いうちは歯磨きが上手にできないことが多いため、保護者による仕上げ磨きをしてあげることを心がけましょう。最初のうちは難しいかもしれませんが、当院でも検診の際に磨き方のご指導が可能ですので、お気軽にご相談ください。
お子様のお口の中には、元来虫歯の原因になる菌は存在しないとされています。主な感染経路として、家族での食器の使い回しやコップの飲み回しなどで、他人の口腔内にある虫歯の原因になる菌に感染していくとされています。
虫歯菌の感染は当然目で見ることができないため、完全に防ぐことはかなり難しいと言えますが、家族全員が歯の健康に気を遣って歯磨きを励行することで予防することができます。お子様の歯の健康も考えながら、家族全体でも歯の健康について意識を高めていくことが非常に大切です。
参考文献※1)う蝕予防のフッ化物応用は75年以上の歴史で安全性と有効性が繰り返し確認されており、中でもフッ化物配合歯磨剤は日本で広く普及している。フッ化物応用の研究のアップデートや、市販歯磨剤のフッ化物濃度の変更、国際的な推奨の更新を受け、日本のう蝕予防および治療を専門とする4学会合同で、現在の我が国における推奨されるフッ化物配合歯磨剤の利用方法をまとめることとした。
参考文献※2)「厚生労働大臣が定める疾患」と保険適用の矯正歯科治療について
歯科医院で行う治療のうち、歯茎を切ったり、歯を抜いたりする外科的な処置が伴うものは「歯科口腔外科」の領域の治療になります。当院では、他の虫歯治療などと同じように歯科口腔外科の治療も受診することができます。特別な対応は不要なので、気兼ねなく予約・ご相談ください。
しかし、基本的に外科治療は予約した当日に行われることは少ないです。出血を伴ったり、骨やあごの神経に近い部分の外科的治療には万全の対応をする必要がありますので、しっかりと診査・診断を行なったうえで治療をご提供いたします。
親知らずの抜歯は歯科医院で行われる最も一般的な外科治療です。親知らずの抜歯は保険診療で取り扱っているほか、矯正治療のために必要な抜歯(便宜抜歯)も当院では行っています。
当院でも親知らずの抜歯はひろく対応可能ですが、神経に近いなどの理由で難易度が高くなる抜歯は総合病院への紹介状をお渡しする事もあります。
歯周外科治療には、重度の歯周病に対して行われる歯茎を切開しての歯石除去(FOP)や、下がった歯茎を改善するための歯肉移植手術(FGG・CTG)などがあります。
当院では、主に自由診療の範囲で歯周外科治療を行っており、歯周病の進行度や歯茎の状態・審美性を考慮してご提案しています。
口内炎などのお口の中のできもの治療も歯科口腔外科に分類されます。口内炎なのと些細なトラブルも歯科医院で治療できるので、お気軽にご相談ください。
その他、舌に関連するトラブルや口腔がん(舌、歯肉、頬の粘膜)などの検査も可能ですが、より専門性の高い治療は総合病院への紹介となる場合があります。
自由診療で行われるインプラント治療も歯科口腔外科の一種です。歯がなくなった所に対して、インプラント体を顎の骨に埋め込み、失った歯の代わりにする治療です。インプラントを埋め込む治療の他に、インプラント治療に必要な充分な骨の厚みや量を確保するための骨を増す治療(骨造成治療)も外科治療に含まれます。
STEP1
親知らずの抜歯はまず相談にお越しください。親知らずの状態を検査して、抜歯が可能か・必要かなどを検査します。
STEP2
抜歯の前に必要な治療(炎症の緩和・歯石の除去など)があれば、必要に応じて行います。塗り薬や服用によって炎症を抑える事もあります。
STEP3
抜歯する際はしっかりと麻酔を効かせて、丁寧に抜歯を行います。およそ30分程度で抜歯は完了し、抜歯箇所を縫い合わせて治療完了です。術後には痛みが出やすいため、痛み止めを処方しております。
STEP4
1週間程度で縫い糸を抜き取り、治療完了となります。抜歯後およそ3日程度で痛みが緩和され、食事にも支障がなくなります。
当院でも親知らずの抜歯は日々行なっている治療ですが、多くの場合は、一度検査や事前の処置をさせていただいてから、後日抜歯となる場合が多いです。
抜歯する場合は、服用しているお薬の確認やCTなどの検査によって抜歯の難易度を把握する必要があるほか、炎症などの症状を落ち着かせる必要があるため、当日に抜歯できないことがあります。万全な状態で問題なく抜歯できるように務めますので、ご理解ください。
親知らずの抜歯はある程度の出血・抜歯した後の傷跡が癒えるまでにある程度の時間がかかるので、術後に起こる偶発症には注意が必要です。特に、強い痛みを伴う「ドライソケット」は最も避けたい症状の一つです。
抜歯を行った後は傷口を触りたくなったり、必要以上にうがいしたくなってしまいますが、刺激が加わりすぎると血のかさぶた(血餅)が取れてしまい骨が露出するリスクがあるので、術後3日程度は傷口への刺激が最小限になるように心がけましょう。
歯を失ってしまった場合や、歯周病などで歯がグラグラになり残せない場合は、歯を失った後の治療(欠損補綴治療)を進めていくことになります。欠損補綴治療の中でも、入れ歯による治療は保険適用がされるため、多くの方が利用する治療法です。
入れ歯治療は隣に健康な歯が必要なブリッジ治療や、インプラント治療などの外科治療を避けたい場合に選ばれる治療法ですが、保険適用した場合は比較的安価で治療期間も短くすることができます。
歯は1本くらい抜けても問題ないと感じて、欠損補綴治療を行わない患者様もおられますが、抜けた歯を放置することはお勧めできません。
特に、奥歯が抜けてしまった場合は他の歯に悪影響を与える事が多く、反対側の歯が飛び出す「挺出」や、隣り合う歯が動いてしまう「
症状や歯の位置によっては抜けたままの状態で経過観察する場合もありますが、放置して移動してしまった歯を治療するのは非常に難しくなります。歯が抜けたら、まずは治療方法も含めて歯科医院に相談することをお勧めします。
部分的に失った歯を補うための入れ歯です。基本的にどの歯を失った場合でも作成する事ができ、ブリッジ治療のように他の歯を大きく削らない点がメリットです。
保険診療においては、金属製のひっかける金具(クラスプ)が着いた樹脂製の入れ歯になります。
全ての歯が無くなった方や、わずかに残っている歯の寿命が少ない場合に選択される入れ歯です。
総入れ歯は歯茎への吸着力や型取りの精度によってフィット感が変わるため、丁寧な型取りを行い患者様のお口に合わせた形の入れ歯を作る事が重要です。
保険診療の入れ歯では違和感がある・見た目が気になる・よりフィットする入れ歯に替えたいという方には、自由診療で製作する入れ歯をご提案しています。
より薄く丈夫な「金属床義歯」・金属を使わない「ノンクラスプデンチャー」・フルオーダーメイドの入れ歯「BPSデンチャー」など、要望に合わせて複数の選択肢から選ぶ事ができます。
入れ歯・義歯治療は、比較的簡単に作成・短期間に治療が完了できる反面、しっかりとメインテナンスをしていないと、入れ歯に関連する様々なトラブルが起こる可能性があります。
正しい利用法・お手入れ方法で、健康的に長く入れ歯を使えるようにしましょう。
取り外し式の入れ歯は紛失しやすく、特に部分入れ歯は小さいため見失ったり、落としてしまうと破損してしまうこともあります。しかしながら、保険診療で製作された入れ歯は製作から6ヶ月以上経過していないと再製作をすることができません。
紛失はもちろん、「入れ歯を作ったけど、合わないから作り直して欲しい。」という要望も、保険診療の範囲では6ヶ月間は承ることができません。入れ歯が合わない場合は、まずは調整をしてもらうようにしましょう。
入れ歯は、取り外して日々お手入れしてもらうことを前提に作られています。洗うことをやめてしまったり、取り外しが面倒くさくなってつけたままにしていると、口臭や口内炎の原因になります。
特に、入れ歯が引き起こす口内炎には、カンジダ菌と呼ばれるカビ由来のより痛みが出やすい口内炎があり、より一層の注意が必要です。
隣の歯や向かい合う歯が無くなった歯は、少しずつ移動していき、歯列の乱れ等のお口のトラブルを引き起こします。入れ歯を作った場所も、装着を怠っていると少しずつズレが起きて、入れ歯が合わなくなってしまいます。
ご自身の判断で入れ歯の利用を中止はせず、違和感や痛みがあればすぐに歯科医院に相談しましょう。
入れ歯のこまめな洗浄は不可欠ですが、洗い方を間違えると入れ歯の破損・変形・劣化に繋がります。例えば、入れ歯は高熱に弱い樹脂素材を使っているため、熱湯による殺菌はNGです。
また、入れ歯専用ではない歯磨き粉などの使用・歯ブラシでゴシゴシ磨いてしまうと破損してしまうおそれがあり、表面も傷ついて汚れが付着しやすくなってしまいます。
入れ歯のお手入れは不可欠ですが、正しい洗い方をしないと逆に入れ歯の寿命を縮めてしまいます。入れ歯は機械的清掃と科学的清掃の2種類を使って洗っていくことが大切です。
どちらか片方だけでは入れ歯の洗浄不足な場合が多いため、少なくとも毎日のブラッシング、2〜3日に1回は入れ歯洗浄剤などでの科学的清掃を心がけましょう。
機械的清掃とは、ブラッシングなどで目に見える汚れをご自身の手で洗っていただく方法です。健康な歯と同じように、入れ歯のブラッシングが清掃の基本であり、最も重要になります。
清掃を行う際はブラッシング用の入れ歯洗浄剤を使って、やさしく磨いていきましょう。強く擦ったり、研磨剤などが入った歯磨き粉は入れ歯の破損に繋がるため控えましょう。
科学的清掃は、ブラッシングでは取り除ききれない汚れ(カンジダ菌などの細菌)を洗浄剤などで取り除く方法です。この方法は、機械的清掃を補うための清掃なので、科学的清掃だけをしても効果は薄いです。
入れ歯洗浄剤を使って科学的清掃を行う場合は、熱湯を使わずぬるま湯に洗剤を溶かし、規定の時間浸け置きするようにしましょう。
当院では、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減するため、咬筋ボトックス治療を自由診療で提供しています。
無意識下で行われる歯ぎしりなどでは、顎に500〜1,000kgもの力がかかることがあり、歯や顎関節へのダメージにつながります。
噛む力を生む咬筋(こうきん)は、過剰な力が続くと肥大化し、咬合力がさらに強くなります。これを抑える手段の一つがボトックス注射です。
マウスピースや歯列矯正と併用することで、負担を分散し、歯を守る効果が期待できます。
ボトックス注射は、美容目的の小顔治療などで知られていますが、歯科では主に咬筋(こうきん)をゆるめて噛む力を抑える治療として使われています。
ボトックスは、ボツリヌストキシンという成分を筋肉に注射し、過度な緊張を和らげる働きがあります。これにより、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減し、歯や顎を守ることができます。
美容外科・眼科などでも使用されており、見た目だけでなく医療的にも効果が認められている治療法です。
咬筋ボトックス(ボツリヌス)治療は、強く緊張した咬筋をゆるめ、歯や歯ぐきへの負担を軽減することを目的としています。
患者様から「小顔にも効果がありますか?」と聞かれることがありますが、歯科での施術はあくまで医療目的です。美容効果は保証しておらず、見た目を目的とする場合は美容外科などへの相談をおすすめします。
中には、筋肉が緩んだ結果として「顔がすっきりした」と感じる方もいますが、それは副次的な効果にすぎません。
注射後は4日〜2週間ほどで効果が現れ、3〜4ヶ月程度持続します。 歯ぎしりや食いしばりが気になる方におすすめの治療です。
咬筋ボトックス治療は厚生労働省が認可した薬剤を使用しており、安全性は高いとされていますが、妊娠中や授乳中の方(妊娠の予定がある方を含む)は、胎児や乳児への影響が確認されていないため治療を控えていただいています。
また、ボツリヌストキシンに対してアレルギーがある方や、18歳未満の方も基本的に施術対象外です。
治療をご希望の方は、事前のカウンセリングで医師が適応を丁寧に確認いたしますので、安心してご相談ください。
歯科で行う咬筋ボトックスは、治療目的の施術ですが保険適用外のため、すべて自由診療となります。
保険が使えると思われる方もいらっしゃいますが、費用は全額自己負担となりますので、あらかじめご確認ください。
咬筋ボトックス(ボツリヌス)治療
片顎1CCずつ、両顎2CC
※保険適用なし
1回の施術費用 30,000円(税込33,000円)咬筋ボトックス(ボツリヌス)治療では、顔の筋肉(咬筋)に注射を行います。「痛そう」と不安に思う方もいらっしゃいますが、実際はチクッとする程度の軽い痛みで済むことが多いです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、施術時は極細の針を使用し、痛みを最小限に抑えるよう細心の注意を払っていますのでご安心ください。
強い食いしばりや歯ぎしりが続くと、歯に大きな力がかかり、ひび割れや破折の原因になります。重度の場合は抜歯や補綴治療(人工の歯で補う治療)が必要になることもあります。
歯を守るためにも、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
歯は歯茎と顎の骨(歯槽骨)によって支えられており、硬いものを食べたり、歯を食いしばったりする事ができます。歯周病になると、最初は歯茎からの出血といった軽度なものから始まりますが、進行していくにつれて、口臭・歯茎が腫れブヨブヨとする・歯がグラグラするといった症状が現れ始め、やがて歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病は虫歯とは違う細菌によって進行するため虫歯の無い方でも注意が必要で、年齢を重ねるごとに罹患リスクが高くなることも知られているので、継続的な予防と対策が必要になります。
歯周病は様々な要因が絡み合って引き起こる症状ですが、歯周病を進行させる主たる原因は「プラーク」にあります。プラークは生きている細菌で構成される白っぽく柔らかい塊で、歯と歯の隙間や歯茎との隙間に溜まります。
細菌が生産する毒素によって歯茎や骨が炎症を起こすため、いかにプラークを取り除くことができるかが重要になります。その他に、お口の中の要因や生活習慣によっても間接的に歯周病を進行するリスクを高める可能性があります。
歯周病を進行させるお口のトラブル
プラークを放置していると、2〜3日ほどで石灰化が進みやがて硬い歯石になります。歯石は硬くセルフケアで取り除けず、表面がザラザラしているためプラークが付着しやすい状況を作り出してしまいます。
悪い歯並び(不正歯列)があると、歯ブラシでの清掃も難しくなります。結果としてプラークが長く留まることになり、歯周病の進行を助長してしまう事があります。
歯の形に合っていない詰め物や被せ物(不良補綴)は、隙間や段差を生み出しやすく、プラークが溜まるリスクを高めてしまいます。
歯周病を進行させる生活習慣
喫煙習慣は歯周病を進行させてしまうことが知られています。タバコに含まれる成分によって汚れが付きプラークも付着しやすくなり、歯茎の血管が収縮して状態が悪化します。
糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させる関係にあることが知られています。(※1)糖尿病治療・歯周病治療を行うことで、それぞれの症状が改善することも知られています。
ストレスが多くなると唾液の分泌が減り、プラークが生まれやすいお口の環境を助長してしまいます。また、ストレスにより歯ぎしりが多くなると歯へのダメージが増加し、症状の悪化・治癒の遅延が起こります。
参考文献※1)歯周病は多因子疾患として、全身状態や内科疾患と密接な関連を有している。1990年代以降、ペリオドンタルメディシンという概念の下で研究が進められ、特に糖尿病との関連は双方向性に密接であることは十分にコンセンサスが得られている。
セルフケアで見逃しがちなプラークや歯の汚れを歯科衛生士が綺麗に取り除きます。また、硬く付着した歯石は歯磨きで取る事が難しいため、歯科医院で専門器具を用いて除去することで歯周病を改善・予防できます。
歯周病が進行し、歯茎よりも下に付着した歯石(縁下歯石)がある場合、自力で取り除くのは非常に困難になります。当院ではトレーニングを積んだ歯科衛生士によるSRPを実施しており、専用の器具を用いて見えない部分の歯石を取り除き、再度付着しないように滑らかな表面に改善します。
歯周病予防は、歯医者でのクリーニングだけでは達成できません。患者様が日々行うブラッシングの習慣や方法も非常に重要です。患者様の口腔内を観察し、磨き残しやプラークの付きやすい部分をお伝えして、より良いセルフケアを目指すためのTBIも実施しています。
歯周病治療はクリーニングや歯石除去だけでは不十分な場合があり、歯肉の形態や量も重要です。
当院では歯肉の移植や歯周組織再生療法などの歯周外科治療にも対応しており、外科処置が必要な患者様に対して治療ご提案もしています。
歯科医院で歯をクリーニング・歯石除去を行う事は歯周病予防に繋がります。しかし、1度きりのクリーニングだけでは歯周病を完全に防ぐ事はできません。綺麗になったあと、毎日しっかり歯磨きをしていたとしても数ヶ月経つと汚れや歯石が溜まってしまいます。
どんなに丁寧なセルフケアをしていても、歯石や汚れは付着してしまいます。歯周病を予防するうえで大切な事は、毎日のセルフケアで健康な状態を保ちつつ、定期的な歯科医院の受診で専門性の高いクリーニングを受けることです。自宅と歯科医院の両輪で歯周病を予防しましょう。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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休診日
13時まで
日曜・祝日診療
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