歯を強く噛み締めたり、食いしばった時、歯には非常に大きな力が加わっています。健康な状態の歯はこの力を受け流すことができますが、詰め物・被せ物の治療や根管治療をした歯は強度が下がるほか、習慣的な歯ぎしりや食いしばりは、歯に少しずつ悪影響を与えてしまい、すり減ったり欠ける・割れるという症状が出てしまいます。
特に、就寝中の食いしばりは病気ではないため直接的な治療法がないため、寝ている間の歯を保護するナイトガードを装着することで、健康な歯や治療後の歯を守ってあげる必要があります。
就寝中に歯を歯ぎしり・食いしばりをすると、顎の疲れや歯が浮くような違和感・同じ場所で就寝している方への音のトラブルなどが起こります。また、歯のダメージの受け方によっては、直接擦れ合うことで歯が水平に削れていく症状(咬耗)が起きてしまう可能性もあります。
ナイトガードを装着することで、歯と歯が当たる音や歯・顎の疲労感を軽減できます。
虫歯治療をした歯に装着する詰め物・被せ物には様々な素材がありますが、強い歯ぎしりや食いしばりによって欠けたり取れたりするリスクがあります。
せっかく治療した歯を壊してしまわないためにも、ナイトガードで保護することをお勧めしています。
歯に強い力がかかると詰め物や被せ物にとどまらず、歯そのものが割れてしまうことがあり、特に根管治療を行った後にメタルコア(金属の支柱)を入れた歯は、割れるリスクが高くなることが知られています。(※1)
割れてしまった歯の治療法は限られており、抜歯となってしまうことが多いため、過去に根管治療を施した歯を守るためにナイトガードを装着することが最も効果的な対策となります。
参考文献※1)臨床研究から抽出された14論文のデータを用いて、支台築造体の種類とその経過についてのメタアナリシスを行い、レジンコア(ファイバーポスト,既製メタルポスト)の歯根破折の発生率は、ポストなしおよびメタルコアと比べて低いことが明らかとなった。
ナイトガードは治療した歯を守ったり、顎に関するトラブル防止のために有効な対策法です。しかし、途中でやめてしまったり、継続的な利用ができていないと効果は薄くなってしまいます。
口の中に異物を入れている感覚が慣れない場合も、一般的には継続的な利用で慣れていくことが多いので、長くお使いいただけるようにご説明しています。装着中に痛みを感じるなどの不具合がありましたら、お気軽にご相談ください。
また、歯ぎしり癖の強い方は継続的な利用でナイトガードが破れてしまうことがあります。当院では再製作も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では歯ぎしり癖がある方や、顎の力が強すぎる方に対して「咬筋ボツリヌス治療」をご提案することも可能です。美容医療領域で利用される事が多いボツリヌス菌を利用した治療法ですが、極端に強くなっている顎の筋肉(咬筋)を緩める作用で、歯や顎へのダメージを軽減させる効果が期待できます。
咬筋ボツリヌス治療は自由診療になりますが、セラミックの詰め物・被せ物を入れた方・精密根管治療をされた方・インプラント治療をされた方など、治療後により長く歯を残しておきたいという方にお勧めの治療法ですので、お気軽にご相談ください。
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