虫歯(むしば)治療

【新規の患者様】「歯が痛い」予約の空き状況

その他の予約

お電話で予約 092-751-2100

希望日が ☓ でもお電話ではキャンセル枠や急患枠をご案内できる場合があります。

HOME > 一般診療 > 虫歯(むしば)治療
サムネイル

このページの目次

むし歯の治療

むし歯の症状と初期サイン

むし歯の初期症状について

「むし歯=痛い」と思われがちですが、初期段階では痛みを感じにくいため、気づかず進行してしまうことがあります。

初期むし歯では、歯の表面のエナメル質(かたい外側の部分)が少し溶け始めた状態で、まだ象牙質や神経までは達していないため、多くの場合、痛みはありません。

見た目としては、歯の表面に白くにごったような斑点が出てくるのが特徴で、これが初期むし歯のサインです。

この段階は「CO(シーオー)」と呼ばれ、気づかず放置すると進行し、治療が必要になるケースもあります。

むし歯で失った歯は元に戻らないため、早めの発見と治療がとても大切です。

初期虫歯のイメージ

むし歯が発生するメカニズム

むし歯の原因となる3大要素

お口の中にはさまざまな細菌が存在していますが、 中でもミュータンス菌やラクトバチルス菌、ソブリヌス菌といった細菌は、 糖分をエサにして繁殖し、酸を出すことで歯の表面を溶かしていきます。

また、歯のエナメル質の強さには個人差があり、 酸に対して溶けやすい歯もあれば、比較的強くて溶けにくい歯もあります。

つまり、むし歯は「細菌」「糖分」「歯の質」という3つの要素が重なり、 その状態が続く「時間」が長くなるほど、発生リスクが高まるのです。

むし歯の3大要素

むし歯はどのように進む?

むし歯は、初期の「脱灰」から始まり、エナメル質→象牙質→神経(歯髄)→根尖(歯の根)へと進行します。

段階ごとに症状や治療内容が変わります。

CO

段階1:CO(シーオー)
エナメル質が溶け始める

痛み エナメル質に限局している状態のため、痛みを感じることはほぼない。

処置 歯を削らず、フッ素を塗布し、歯の再石灰化を促す。

C1

段階2:C1(シーワン)
エナメル質に小さな穴が開く

痛み COと同様に、エナメル質に限局している状態のため、痛みを感じることはほぼない。

処置 COと同様に、歯を削らずフッ素塗布で再石灰化を促す。

C2

段階3:C2(シーツー)
象牙質までむし歯が侵食する

痛み 象牙質は神経に刺激を伝えるため、冷たいものや熱いものに触れると痛みを感じることがある。

処置 病巣を除去し、詰め物をする。

C3

段階4:C3(シースリー)
歯の神経までむし歯が侵食する

痛み むし歯が神経に到達しているため、刺激がなくても激しい痛みを感じる。

処置 感染した神経を除去する根管治療を行い、被せ物をする。

C4

段階5:C4(シーフォー)
多くの歯冠が溶け、神経も壊死する

痛み 神経が死んでいるため痛みを感じないが、むし歯の進行は続き、最終的に歯の根の先に膿が溜まる。 さらに進行すると顎の骨を溶かしてしまう。

処置 被せ物の土台にできる歯が残っている場合はC3と同様に根管治療を行う。土台となる歯が残っていない場合は抜歯を行い、失った歯を人工歯で補う。

初期のむし歯であれば、1日で終わるような簡単な処置で済む可能性が高いですが、 進行するにつれて治療は複雑になり、治療費や期間など、患者様のご負担も大きくなってしまいます。

むし歯治療の基本は早期発見・早期治療ですが、 そもそもむし歯をつくらないよう、日頃からの予防を徹底することが何より大切です

むし歯は全身にも影響します

お口の健康維持が、身体の健康に寄与します

「むし歯ができたら治療すればいい」とお考えの方も多いかもしれませんが、 実はむし歯は、お口の中だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

たとえば、むし歯がC4の段階まで進行すると、細菌が顎の骨を溶かし、 やがて血管を通じて全身を巡ることもあります。

こうして全身に細菌がまわることで、敗血症や動脈硬化、脳卒中など、 さまざまな病気を引き起こすリスクもあるのです。

「身体の健康はお口から」という言葉があるように、 口腔内の健康を保つことは、全身の健康を守ることにもつながります。

進行したむし歯菌が全身に巡るイメージ

むし歯治療は中断せず、最後まで治しましょう

痛みが消えても、むし歯は治っていない?

歯に違和感があれば、我慢せずに早めに歯科を受診しましょう。

初期の段階であれば、削らずに済むこともあり、体の負担も少なくて済みます。

むし歯は気づかないうちに進むことが多く、「痛くない=問題なし」ではありません。

だからこそ、予防歯科が重要です。定期的な検診やクリーニングで、むし歯の予防と早期発見ができます。

歯科医院は「痛くなってから行く場所」ではなく、「痛くならないように通う場所」。日頃のケアで、健康な歯を守りましょう。

歯の痛みがなくなった女性のイメージ

むし歯にならないためには、予防が何より大切

むし歯で痛くなる前に予防歯科を

少しでも歯に痛みや違和感を感じたら、様子を見ずに出来るだけ早く歯科を受診することが大切です。

早期に発見・治療を行えば、削らずに済む場合もあり、身体的・経済的な負担を最小限に抑えられます。 しかし、「少し気になるけど、もう少し様子を見よう」と放置してしまうと、むし歯は気づかないうちに進行し、やがて強い痛みや大がかりな治療が必要になることもあります。

特に初期むし歯は、痛みなどの自覚症状がほとんどないため、「気づいたときには進行していた」というケースも少なくありません。

だからこそ大切なのが予防歯科です。

日頃から定期的な検診やクリーニングを受けることで、むし歯の発症を防ぐだけでなく、万が一見つかっても早期対応が可能になります。

歯科医院は「痛くなってから行く場所」ではなく、「痛くならないために通う場所」です。 予防歯科を習慣にすることで、歯の健康を維持していただければ幸いです。

歯科医師

むし歯治療のQ&A

むし歯治療についてよくある質問と回答

Q.むし歯の治療費用はいくら?
A.むし歯の治療費は、進行度や治療内容によって異なります。
初期段階(C0・C1)の小さなむし歯であれば、保険診療で1,500円〜3,000円程度で治療できる場合が多いです。
しかし、むし歯が進行し痛みを感じるような状態になると、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)の作製費用、神経を取る治療(根管治療)などが必要となる可能性もあり、治療費も高くなります。
また、自由診療を選択する場合は、使用する素材や技術によって費用が大きく異なるため注意が必要です。
治療内容によって最適な選択肢が変わるため、治療を始める前に必ず費用の見積もりを歯科医師に確認することをおすすめします。
Q.むし歯はどのくらいで進行する?
A.むし歯の進行スピードには個人差がありますが、一般的に初期段階(C0〜C1)であるエナメル質のむし歯は、半年から1年ほどで象牙質に達するC2になることが多いといわれています。
しかし、象牙質(C2)から神経(C3)に進行する段階では、さらに進行が速くなり、早い方では数週間で神経まで到達してしまうケースもあります。
さらに、神経まで達したむし歯(C3)を放置すると、末期状態(C4)に急速に進行し、抜歯が必要になるリスクが非常に高まります。
むし歯は早期であればあるほど治療も負担も軽く済みます。少しでも異変を感じたら、できるだけ早く歯科医院で診察を受けることをおすすめします。
Q.むし歯が自然に治ることはある?
A.初期段階のむし歯(C0〜C1)で、エナメル質だけに限局している場合であれば、フッ素塗布や適切な歯磨きによって、歯の再石灰化が促され、状態が改善する可能性があります。
この段階では、エナメル質が自然に修復されることもあるため、早期発見・早期対応が非常に重要です。
しかし、象牙質まで達したむし歯(C2以降)は、自然に治ることはありません。
この場合、むし歯に侵された部分を削り取り、詰め物や被せ物などで細菌の侵入を防ぐ治療が必要になります。 また、痛みが突然なくなったからといって「治った」と思うのは危険です。
これは、むし歯によって歯の神経が壊死し、痛みを感じなくなっただけであり、むし歯は歯根や顎の骨にまで進行し続けています。 適切なタイミングで治療を受けることが、歯を守るためには不可欠です。
Q.歯磨きをしっかりとすればむし歯にはならない?
A.毎日きちんと歯磨きをすることで、むし歯のリスクは大きく減らすことができます。
しかし、歯磨きだけで完全にむし歯を防ぐことはできないのが現実です。
歯ブラシによる清掃では、歯垢(プラーク)の約6割しか除去できないといわれています。歯垢は細菌の塊です。
ブラッシングに、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、除去率は8〜9割まで高まりますが、わずかでもむし歯菌が残っていればリスクはゼロにはなりません。
むし歯を防ぐためには、毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なクリーニング(プロフェッショナルケア)と、定期検診による早期発見・早期治療を欠かさず行うことが重要です。
Q.むし歯治療は痛い?
A.むし歯の治療では、削る際にしっかりと麻酔を効かせてから処置を行うため、治療中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
歯科医師は、患者様にできる限り負担をかけないよう、痛みへの配慮を最優先に治療を進めていますので、ご安心ください。
ただし、治療後に一時的な痛みや違和感を感じる方もいます。その場合は、医院から処方される痛み止めを正しく服用し、歯に負担をかけないよう注意して過ごすことで、痛みを最小限に抑えることができます。
もし痛みが長引く場合は、早めに歯科医院へご相談ください。
この記事の編集・責任者は歯科医師の佐々木大地です。
アップル歯科六本松院長

福岡市中央区六本松の歯医者 アップル歯科六本松

  • 〒810-0044 福岡県福岡市中央区六本松2丁目5番1号 THE GROVE 3階
  • お電話 092-751-2100
  • お支払いには各種クレジットカード・電子マネーが利用出来ます。

診療時間

曜日
診療開始 9:30 9:30 休診 9:30 9:30 9:30
診療終了 18:30 18:30 休診 18:30 18:30 17:00

休診日:日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。

診療カレンダー

2025年 7月
29
30
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
1
2

休診日

13時まで

日曜・祝日診療

アクセス・地図

地図
公共交通機関のご利用が便利です
  • 地下鉄 七隈線六本松駅から徒歩3分
  • 地下鉄 空港線大濠公園駅から徒歩9分
  • バス 六本松停留所から徒歩4分

お車でお越しの方へ

  • 国道202号線「六本松」交差点を北東へ100m(1分)
  • 国道202号線「県福祉センター入口」交差点から南西へ60m
  • ◎提携駐車場等のご用意はございません。

大阪・兵庫で7万5,000人が利用する歯科医院が福岡に誕生!

アップル歯科グループ

大阪市北区 梅田周辺の歯科

梅田アップル歯科

梅田アップル歯科
  • 大阪市北区芝田2-3-9 EXCEL UMEDA 2F
  • TEL06-6371-0418

大阪市中央区 難波周辺の歯科

なんばアップル歯科

なんばアップル歯科
  • 大阪市中央区難波千日前15-15 BRAVE難波 503
  • TEL06-7777-0200

枚方市 樟葉周辺の歯科

枚方くずはアップル歯科

枚方くずはアップル歯科
  • 枚方市楠葉花園町14-1 京阪くずは駅ビル 2F
  • TEL072-856-5088

兵庫県 尼崎市周辺の歯科

アップル歯科尼崎駅前

アップル歯科尼崎駅前
  • 尼崎市長洲本通1-4-18 ヴィラレオーネ 1F
  • TEL06-7777-3748

兵庫県 明石市周辺の歯科

明石アップル歯科

明石アップル歯科
  • 明石市大久保町高丘3-3-1
  • TEL078-935-4182

兵庫県 加古川市周辺の歯科

加古川アップル歯科

加古川アップル歯科
  • 兵庫県加古川市平岡町土山909-33
  • TEL078-942-4185

兵庫県 神戸市 中央区周辺の歯科

三宮アップル歯科

三宮アップル歯科
  • 神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル 3F
  • TEL078-200-6802

兵庫県 伊丹市周辺の歯科

アップル歯科伊丹駅前

アップル歯科伊丹駅前
  • 伊丹市西台1-1-1 伊丹阪急駅ビル 4F
  • TEL072-783-5777

Copyight© 2025 Apple Dental Clinic. All Right Reserved.

Page Top