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虫歯の治療・歯石取りなど、今困っていることが解決すると、歯医者に通わなくなる方は少なくありません。この「悪くなってからの治療」を続けていると、やがて歯の健康を自力で維持する事が難しくなっていきます。
特に永久歯は、一度虫歯の治療で削ってしまうと元に戻すことはできなくなります。虫歯になってしまったら治療を行う必要はあるものの、未然に防ぐことができるのが一番良いことには変わりません。定期検診とは、歯や歯茎・舌・治療した歯のチェックなど、包括的にチェックすることでお口の健康を維持するために行うメインテナンスです。
実際のところ、日本の歯科医院においては悪くなってからの治療が大多数を占めており、本当に大事な予防を目的とした定期検診にまで至っていない場合が多いです。虫歯や歯周病治療は保険診療で安価に行うことができるため、つい悪くなってからの治療を選んでしまいますが、何度も治療すればするほど歯質は少なくなり、脆くなっていき、やがては抜歯せざるを得ない状態になってしまう可能性もあります。
予防のために行う定期検診も保険診療で受ける事ができ、健康を維持するための治療を安価で受診することができます。健康な歯を早期に失わないためにも、当院では治療が完了した後の定期検診をお勧めしております。
健康な歯に虫歯ができていないかを確認します。見た目のチェックに加え、レントゲンを使って隠れた部分も調べられます。
進行した虫歯は治療が必要ですが、ごく初期の虫歯であれば、適切なセルフケア(歯みがきやフッ素ケア)により自然に治ることもあるため、すぐに治療せず様子を見ることもあります。
詰め物や被せ物のある歯は、すき間から虫歯が進行しやすいため、しっかりとチェックが必要です。
金属製や樹脂製の詰め物・被せ物は、時間とともに劣化や変形が起こることがあります。そのため、状態を確認し、必要があればわかりやすくご説明します。
日々のセルフケアを励行していても、生活習慣や食事内容によっては、歯に汚れがついてしまうことがあります。喫煙によるヤニの付着や、ワイン・緑茶などによるステイン・茶渋なども付着しやすい汚れです。
汚れが付着するとざらつきが出てより一層汚れが溜まりやすくなるほか、見た目もよくありません。定期検診で歯の裏などもくまなくチェックして、汚れを落としましょう。
30代を過ぎると、歯周病のリスクが少しずつ高まります。年に1回はレントゲンで歯槽骨(歯を支える骨)が減っていないか確認することをおすすめします。
また、歯周病の原因となる見えない部分の歯石もしっかり取り除きます。歯石が多くなると口臭の原因にもなるため、お口の健康だけでなくエチケットの面でも大切です。
定期検診はおよそ3〜4ヶ月に一度のペースで行われますが、この短い期間でも虫歯ができてしまう事があります。「定期検診を受けているのに虫歯ができたら意味がない」と思われる方もいらっしゃいますが、日々のセルフケアを怠ってしまうと虫歯や歯周病は進行してしまいます。
定期検診を受ける事でご自身の歯を大事にしようと思う気持ちも育んでいただき、日々のセルフケアの励行に繋げていく事が定期検診の本質です。定期検診で虫歯が見つかったら、すぐに治療を行うこともできますので、お気軽にご相談ください。
虫歯や歯周病は、悪化する前に見つけて予防することが大切です。痛みなどの症状が出てからの治療では、費用も高くなり、体にも負担がかかります。当院では、歯の治療が終わり健康な状態になった患者様に対して、ながく健康を維持できるように「予防歯科」をおすすめしています。
予防歯科とは、虫歯治療や歯周病治療と違って健康を維持するための歯医者で受ける治療を指し、定期的に歯科で受ける検診や予防処置のことを総称して呼ばれます。近年では、歯の健康が全身的な症状に関わっていることが研究で判明しており、お口の中から健康を維持することが生活の質(QOL)を高めていくことができる予防歯科が注目されています。
予防歯科の注目やセルフケアグッズの充実・健康意識の高揚から、虫歯になる歯や抜けた歯の本数は少なくなってきていることが調査で判明しており、高齢になっても20本以上の歯が残っている人が増加しています。(※1)
一方で、依然として年齢を重ねると失う歯の数が増えていくのは事実です。歯を失ってからの治療も充実しているものの、治療費の増加や専門的なメインテナンスは避けられません。健康な自身の歯で過ごすためにも、歯を失う前の予防歯科が重要なのです。
参考文献※1)喪失歯を有する者の割合(喪失歯所有者率)(表12、図12)及び1人平均喪失歯数(表13、図13)は、前回調査と比較して40歳以上75歳未満では減少傾向であった。
歯石取りは予防歯科や歯周病治療で最も基本的な処置のひとつです。歯石は健康な方でも数ヶ月の期間があれば溜まってしまうものなので、歯周病が進行してしまわないようにも定期的な歯石取りが重要になります。
普段のセルフケアがしっかりと行えているかチェックしたうえで、歯磨きのフィードバックや効果的な歯磨き方法を指導します。磨き残しの多い歯磨き方法は予防効果が著しく低下してしまうので、定期的にTBIを受けて歯磨きの質を高めましょう。
プローブと呼ばれる器具を使って、歯周ポケットの深さや出血の有無を調べます。歯周ポケットは健康な状態であれば3mm程度の深さで引き締まった見た目をしていますが、歯周病の進行や炎症を起こしていると4mm以上の深さになったり、少しの刺激で出血してしまいます。
予防歯科の実践は、歯科医院で受けるプロケアと自宅で行うセルフケアを合わせて初めて実現できます。3ヶ月に1回通院いただいたとしても、歯磨きを全く行なっていなければ虫歯や歯周病は進行してしまいます。
当院では適切な予防処置を実施しながら、患者様に対してセルフケアグッズのご提案や販売も行なっております。販売内容や購入に関しては、お気軽にスタッフにご相談ください。
最も基本的なセルフケアですが、予防歯科を実践するうえで最も回数が多く、日々のモチベーションや健康意識に直結する行動です。当院では歯の状態に合わせた歯ブラシのご提案や、目指す健康な状態に合わせた歯磨き粉のご提案も可能です。
歯ブラシによる清掃では、歯の間の歯垢や食べかすは取りきれない場合が多いです。フロスを使ってとり逃しを少なくする事で、歯周病の進行や口臭を予防することができます。
マウスウォッシュは、殺菌成分などの作用によって虫歯・歯周病・口臭予防に役立つほか、清涼感でお口の中の不快感を軽減できます。ただし、マウスウォッシュは予防歯科を補助するグッズですので、歯磨きやフロスを実践したうえで取り入れるようにしましょう。
市販の砂糖などを使っていないガムは、虫歯の予防に一定の効果が期待できますが、虫歯の原因菌のエネルギー源にならないキシリトールの含有量によって効果が異なるため、成分表示をしっかり確認する必要があります。
例えば、甘味料の含有量がキシリトール100%のガムは継続的な摂取で虫歯予防や口臭予防・再石灰化の促進が期待できますが、キシリトールの含有量が少なく他の甘味料の比率が高いと、口臭予防や清涼感はあっても虫歯予防効果は限定的になる場合があります。
ガムを噛むことで虫歯予防や予防意識の向上ができるため、補助的な予防歯科の手段として役立ちます。虫歯予防や食後の口臭緩和など、必要としている効果やシーンに合わせてガムを選ぶようにしましょう。
歯科医院で行う「クリーニング」は、歯に付いた汚れを取り除く処置のことを指します。毎日の歯みがきも自分で行うクリーニングと言えますが、歯ブラシだけでは落としきれない汚れもあります。清掃が不十分な状態が続くと、歯と歯の間や歯ぐきのすき間に、歯垢(またはプラーク)というお口の中で発生する特有の汚れが蓄積します。歯垢は細菌や細菌が産出した成分で構成されており、溜まったままにすると炎症や歯周病の悪化を招く事が知られています。
歯医者でのクリーニングを行う事で、セルフケアでは落としきれない汚れを取り除いたり、汚れが溜まりにくい環境を作り出す事ができます。汚れの目立つ歯や口臭が気になる方は、一度歯科医院でクリーニングをしてもらいましょう。
歯垢は歯の隙間や歯茎の際など、奥まったところを中心に溜まっていきます。これはお口の中の細菌が酸素を嫌う性質を持っているからです。奥まった場所にあればあるほど、歯ブラシなどのセルフケアでは取り除けなくなっていきます。
取り除かれなかった歯垢は、2〜3日ほどで固まりはじめ、やがて歯石と呼ばれる硬い汚れに変化します。歯に付着した歯石は自力で取り除く事が困難になるほか、ざらざらした表面が汚れをさらに呼び込んでしまい、口臭や歯周病の原因になります。
歯石を最も安全・正確に取り除く事ができるのは、トレーニングを積んだ歯科衛生士によるクリーニングです。歯石を放置しても良い事はありませんので、歯石がたくさん溜まっているという方はお気軽に当院にお越しいただき、クリーニングで健康的な歯を目指しましょう。
プラークとは、食べ物の糖分などをエサにして増える細菌のかたまりです。見た目はやわらかそうですが、粘り気があり歯の間などにしっかり付着するため、きちんとブラッシングしないと落ちません。プラークは歯みがき後でもすぐに付着し、磨き残しがあると短時間で増殖してしまいます。放っておくと唾液と反応して、石のように硬い「歯石」に変化します。歯石になると歯ブラシでは取り除けなくなります。
歯石は口臭や歯周病の原因になるほか、さらにプラークが付きやすくなるため、歯科で適切に除去することが大切です。
タバコのヤニやコーヒー、紅茶など、色の濃い食品や飲み物をよく摂ると、歯に着色汚れ(ステイン)が付きやすくなります。
このような汚れは歯の表面をざらつかせ、見た目も悪く、さらに汚れがつきやすい状態をつくってしまいます。歯みがきでは落ちにくいため、歯科医院でのクリーニングで除去することが必要です。
歯垢や歯石の付着はどのような方にも起こる症状であり、放置してしまうと歯周病の悪化を招いてしまうため、基本的には保険診療の範囲内で治療を行う事ができます。
ですが、歯科のホワイトニングに代表される、「より見た目を美しくする治療」や「より高度な機器を利用したクリーニング」は、自由診療の扱いとなり、全額自己負担の治療となります。>当院では自由診療による歯を美しくする治療も取り扱っておりますので、患者様のご要望に合わせてご提案と提供を行なっております。
保険診療でのクリーニングは、歯周病などの改善のために利用されます。汚れの除去を目的としたクリーニングや、より専門的な機器を希望される場合は「PMTC」という自由診療のクリーニングを提供しております。
当院では高度なクリーニング用の機材を用いて、より細やかなクリーニングを提供しております。
歯のホワイトニングは、健康的な歯をさらに美しい見た目に改善する治療です。歯のクリーニングでも自然な白さを実現できますが、ホワイトニングはより高い審美性を備えた白さを目指す治療のため、自由診療の扱いになります。
当院では主にオフィスとホームの2種類のホワイトニングを扱っていますが、目指す白さや希望する治療期間によって治療のアプローチが複数存在します。
歯と同様に、タバコなどの影響で歯茎が黒ずむことがありますが、ガムピーリングという治療で改善する事ができます。歯茎の黒ずみは健康上問題になることが少ないため、基本的に自由診療での治療となりますが、少ない治療回数で黒ずみを改善する事ができます。
虫歯や歯周病は、目に見える歯を治療することで改善することが多いですが、お口の中のすべての問題が目で確認できるとは限りません。特に、埋まったままの親知らずの位置や顎の骨格、歯と歯の間にできた虫歯などは、肉眼では確認しづらいケースです。
アップル歯科六本松では、そうした見えにくい部分も把握できるよう、デジタル機器を使った「デジタル歯科検診」に対応しています。
デジタル歯科検診は治療目的の検査ではないため、保険適用されません。自由診療での検査となるため、予めご了承ください。デジタル歯科検診は、ご自身の歯の状態や骨の状態をより深く知り、予防に役立てることができる診療メニューです。興味のある方はお気軽にご相談ください。
デジタル歯科検診
診察時間:60分
※保険適用なし
1回の施術費用 10,000円(税込11,000円)歯の根っこの状態や骨の状態を確認するためにレントゲン撮影を行います。当院では全体を撮影するパノラマレントゲン、側方から撮影するセファロレントゲン、局所的に撮影するデンタルレントゲンを必要に応じて撮影する事で、目視で確認できない場所をチェックできます。
CTとは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略称で、頭部を輪切りにしたような断面図として確認できることが特徴です。レントゲンでは明確にならない三次元的な歯の生え方や骨の厚さ・神経の位置を確認することができます。
口腔内スキャナーは、お口の中を小型のカメラで撮影することで汚れの付着や見えない虫歯のチェックをしたり、3D化した歯列を使って歯並びのシミュレーションを行う機器です。
歯の型取りが苦手な方でも利用が容易で、ご要望に応じて型取りを行わずに詰め物や被せ物の製作を行う治療計画を立案することも可能です。
デジタル機器による撮影や診査を行なった後、結果を元にカウンセリングルームで現在のお口の状態について歯科医師からお話しさせていただきます。デジタルデータを活用することによって、今後起こり得るリスクや気をつけるべき点、セルフメインテナンスの注意点などもより深くお伝えすることができます。
また、デジタル歯科検診によって治療の必要がある箇所が見つかった場合は、次回以降に治療を進めることが可能です。治療は保険・自由診療を含めた複数の計画を歯科医師からご提案致しますので、納得いただいたうえで治療に臨んでいただけます。
当院で導入しているiTero 5D エレメントプラスは、歯をスキャンするほかにも様々な機能を備えた機材です。短時間で印象材を使わずに検査ができるため、嘔吐反射などの影響で歯科治療が難しかった方も治療を進めることができます。
矯正治療を希望される方の歯並びの検査にも利用していますが、デジタル歯科検診では複数の機能を使ってより詳細な検査を進めていきます。
歯並びを立体的にすることで、あらゆる角度から歯の状態をチェックすることができます。iTeroによる撮影は最大で15分以内で終えることができるほか、お口の中に異物がある感覚(嘔吐反射)を引き起こしにくい小さな機材なので、安心して利用いただけます。
主に歯並び矯正を考えている患者様に対して、自分の歯並びがどう変化するのかを視覚的にわかりやすくイメージしてもらうことが可能です。
iTeroはマウスピース矯正のインビザラインと連携することで、そのシミュレーションを元に矯正治療を計画する事も可能です。
見えない箇所(歯と歯の間など)にできた虫歯は、レントゲン撮影だけでは発見できない場合もあります。iTeroに備わった赤外線撮影機能を使う事で、歯を近い距離で撮影して虫歯の発見に役立てることができます。
咬み合わせの影響によって、歯の表面がすり減ったり顎の骨がダメージを負ってしまう場合があります。iTeroを使うことで歯の負担がかかっている場所を表示することが可能です。
iTeroはカメラによる撮影で歯を立体化しているため、実際の歯や歯茎を写真として確認する事も可能です。見えにくい歯の裏側や奥歯に付着した汚れや歯石をチェックすることで、普段のセルフケアができていない箇所やこれからの治療計画に役立てることができます。
プライムスキャンは、iTeroと同じ口腔内スキャナーですが、特に詰め物や被せ物・インプラントなどの補綴物を作る際に高い精度を発揮するスキャナーです。
治療の種類によってスキャナーを使い分けることで、適切でより精度の高い治療を目指すことができます。
フェイススキャナーは、お顔をあらゆる方向から撮影することで立体的なデータにして、治療後の歯の見た目や表情をシミュレーションする機器です。見た目に関する歯のお悩みがある方に対して、より深い治療内容の理解が得られます。
また、口腔内スキャナーで取得した立体的な歯のデータとマッチングさせることで、歯列矯正を行なった後の顔貌や表情の確認も可能になります。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 休診 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 休診 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
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