歯科医院には、メール相談やお電話で「初診の費用ってどれぐらいですか?」というお問合せをいただくことがあります。
患者さんが気にされているのは、「他の歯科より高いか安いか」ですが、実は保険診療の場合、どこの歯科医院でもほとんど変わることはありません。
もちろん、人によっては初診で行う検査や処置によって、少しずつ変わることはありますが、保険点数というのは全国一律です。施設基準による加算によって異なることもありますが、何百円も違いが出るものではありません。
ここでは、気になる歯医者さんの「初診の費用とその内訳」、それに加えて「初診で気になること」をわかりやすくご説明します。
初めての歯医者に行くとき、「院長先生は腕がいい?」「治療は痛い?」「どんな治療をされるの?」など色々気になることはあると思います。
そのうちの一つは「費用」ではないでしょうか?
実は歯医者を含めて保険医療機関には、初診時に「初診料」という、初めてその医療機関を受診した際に発生する基本的な「費用」のことを言います。保険診療は行なった検査や施術に点数が決まっていて、その点数✕10円が実際にかかる費用となります。
2025年11月現在、歯医者の場合の初診料は一般的に267点(施設基準により240点の医院有)となっており、これにマイナ保険証の医療情報取得加算や医療DX推進体制整備加算加わると、最大7点の上乗せとなり、274点となります。その内、自己負担となるのが1割〜3割のため、274点✕10円✕10%〜30%となり、3割負担の方の場合822円が初診料となります。これに、当日の検査や施術代を加えたものが、初診の費用の合計となります。
では、初診料を含めた初めての受診の費用はどれくらいになるのでしょうか?
実際のところ、問診や目視の診察から必要な検査を判断し、それに応じた処置を行うため、明確な金額を断言するのは難しいです。
表1は、虫歯や歯周病といった一般的な症状で受診された場合の一例です。実際の費用もこの範囲に近いことが多く、平均的には3,000〜4,000円程度が多くの方の目安となっています。
表1の項目の説明
※初診時に特別な検査や処置を行った場合は、稀に5,000円程度かかることがあります。
表1|初診の費用の一例
| 初診料 | 点数 | 費用|3割負担 |
|---|---|---|
| 初診料 | 267点/2,670円 | 801円 |
| 外安全1 | 12点/120円 | 36円 |
| 外感染2 | 13点/130円) | 39円 |
| パノラマレントゲン | 402点/4,020円 | 1206円 |
| 歯周基本検査 (20歯以上) |
200点/2,000円 | 600円 |
| 歯科疾患管理料 | 80点/800円 | 240円 |
| 口腔内写真(5枚) | 50点/500円 | 150円 |
| 合計 | 1024点/10,240円 | 3,072円 |
あくまで一例です。実際には、検査・施術費用や歯の数等で異なります。
初めての受診後、2回目以降の診察では「再診料」という基本料金がかかります。
この再診料は初診より低く、「58〜64点(3割負担で174〜192円)」程度です。ここに処置料などが加わりますが、詰め物・被せ物のセット時などを除けば、初診時ほど高額になることはあまりありません。
ただし、患者様のご都合で3ヶ月以上通院の間隔が空いてしまうと、「初診料」が再度かかるルールとなっています。インプラントなどの特殊なケースを除けば、通常の治療で3ヶ月以上空くことはまれですが、「痛みがなくなった」「予約を忘れた」といった理由で期間が空いてしまうケースは意外と多いです。
治療費の負担を軽くするだけでなく、お口の状態を悪化させないためにも、歯科医師の指示通りにご予約を取り、計画的に通院することが大切です。
前回の治療から3ヶ月以内でも、状況によっては「初診料」が再度かかることがあります。たとえば、同じ歯科医院でも別の病気で来院した場合が該当します。
たとえば、虫歯治療を終えて2ヶ月ほど経った後に、外傷や食いしばりで歯が割れてしまったケースでは、3ヶ月以内でも「初診」とみなされる可能性があります。
これは、以前の治療と異なる疾患として扱われるためで、その際は初診料が必要になることがあります。
ただし、前回の治療で「歯科疾患管理料」を算定している場合においては、2ヶ月以上経っていても再診として扱われる場合もあります。
余分な初診料を抑えるためには、他の歯の治療中でも気になるところがあれば早めに歯科医師に相談することが大切です。
費用と並んで気になるのが「治療にかかる時間」ではないでしょうか。
歯科医院によって診療時間の考え方はさまざまで、特に初診の対応には差があります。以前は「痛みをとる処置だけを30分ほどで終える」というスタイルも一般的でした。
しかし、それでは原因を突き止めた根本的な治療や、患者様のご希望に沿った対応が難しいことから、最近では60分ほどしっかり時間を確保し、カウンセリング・検査・説明・応急処置までを行う医院が増えています。当院もこのスタイルを採用しています。
「きちんと治したい」「再発を防ぎたい」「治療方針を相談しながら進めたい」とお考えの方には、時間をしっかり取ってくれる歯科医院を選ぶことをおすすめします。
歯医者の初診時時に持参するもの:お金・保険証(マイナ保険証またはスマホに登録したもの)・ハンカチやティッシュ・マスク(感染症対策のため医院により必要)・お薬手帳や服用中の薬のメモ・取れた歯や詰め物・入れ歯など。
初診時の費用は、前述のとおりおおよそ3,000〜4,000円程度で、まれに5,000円前後になることもあります。5,500円ほど用意していただければ、足りないということはないでしょう。
不安な方は、クレジットカードなどのキャッシュレス決済に対応している歯科医院を選んでおくと安心です。現金が足りなければ、カードでお支払いできます。
クレジットカードが使える医院であればルール上は保険診療・自由診療どちらにも利用できるはずですが、中には「自由診療のみカード可」という医院もありますので、事前に確認しておくと確実です。
当院では保険・自由診療を問わず、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、各種キャッシュレス決済に対応していますので、どうぞご安心ください。
保険診療というのは、国で決められた保険点数に沿って治療費が算定されるものですので、どこの歯科医院に行っても大きく変わるものではありません。全ての治療は自由診療での受診が可能ですが、保険診療というのはその中で国が認めた一部の治療にのみ保険が適用される治療ということです。
ただし、歯科には保険診療の対象外の治療、「自由診療」というものがあります。具体的には保険の適用ができない「見た目を良くする治療」や「最低限の回復を超えた治療(インプラントや精密な入れ歯、特別な歯の根の治療やセラミック補綴など)」などです。
自由診療に関しては、初診料を取るか取らないかは、その医院次第です。全く取らない(その分治療の途中で辞めづらい点もある)という医院もあれば、当院のように無料相談(インプラントや矯正)を除いては3,000円(税込3,300円)を貰い受ける医院もあります。そのため、自由診療の費用に関しては、総合的な費用で検討する必要があります。
この記事を読んでいだいた皆様には、保険診療の場合、初診時の費用も、ましてや治療の費用も医院いよって変わるものではないことがご理解いただけたと思います。
もし変わるとしたら、それは施設基準などによる加算ですが、施設基準の加算があるということは、「ちゃんと器具の滅菌をしていますよ」とか、「万が一の事故や偶発症にも備えていますよ」という、国が求める安全に関わる設備を整えているという証拠です。その数十円〜数百円の違いをどう考えるかは、患者さん次第です。
ただし、歯医者には保険診療の他に自由診療という保険適用外の治療の選択肢もあります。こちらは、医院によって差がでるため「高い」「安い」という違いが生まれます。それでも、自由診療を受診する人が多いのは、それだけ患者さんが求めるものが自由診療にあるためです。
保険で治療するか、自由診療の選択肢があればそちらを選ぶのかは、患者様の判断です。もし、費用も含めて治療の選択肢でお悩みでしたら、お気軽に相談にお越しください。アップル歯科は保険も自由診療も、相談して選べる歯科医院です。
記事内の保険点数は2025年11月現在の点数によります。年度が変わると保険点数が変わることがあります。
この記事の編集・責任者は歯科医師の佐々木大地です。
歯科医師 佐々木 大地

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休診日:日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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